鉄鋳物フライパン+蓋セット
¥18,700
SOLD OUT
鉄鋳物製のフライパンと蓋のセットです。
厚みと重みのあるフライパンと蓋をセットでお使い頂くと、より調理の幅が広がります。
焼いて、蒸して、炒めて。食材の旨味をより強く感じていただけます。
蓄熱性に大変優れているので、風味と栄養素を逃がさず、余熱調理ができます。
化学塗料を使わず、ひとつひとつを本漆で仕上げた、こだわりのつまったフライパンと蓋のセット。ぜひ、毎日の健康づくりにお役立てくださいませ。
〇フライパン ・円形部分直径20センチ・持ち手14.5センチ・重さ1400g ・高さ3.5センチ
〇蓋-木のつまみ・直径20センチ ・重さ約950g ・せんの木 ・ビス止め
〇蓋-鉄のつまみ・直径20センチ ・重さ約1100g
* 蓋は木のつまみか鉄のつまみかをお選びください。
当店の鉄鋳物は、化学塗料は一切使わず、ひとつひとつすべて本漆を焼き付けて仕上げております。昔ながらの伝統工法を守りながら製造することに強いこだわりを持っています。
毎日使う台所道具こそ、環境とからだによいものを。
そんな強い想いが、製造意欲の基盤にあります。
使うたびに手になじんでいく。育てる道具の楽しみをぜひご堪能くださいませ。
フライパン Q&A 【 toki no niwa 考察 】----------------------------------------------------------------
Q1: そもそも「鋳物」って何?
A: 「鋳物」とは、加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った金属製品のこと。
Q2: 「アルミ製フライパン」や「ステンレス製フライパン」との違いは?
A: 「アルミ製フライパン」は軽く、表面がテフロン樹脂などで加工され、焦げ付きにくいのがメリット。アルミニウムはスピーディーに加熱調理できますが、高温で表面の加工がはがれやすく、買い替え時期が早く来てしまうのがデメリット。
本来、アルミ製のフライパンは IH には対応していないため、確認が必要です。
「ステンレス製フライパン」は、アルミニウム層をはさみこんだ3層鋼タイプがほとんどで、保温性の高いステンレスと熱伝導率の高いアルミニウムの良さをいかした効率の良い加熱調理ができます。価格が高い点がデメリットです。
Q3: 「鉄フライパン」の良さとは?」
A: 「鉄フライパン」は、熱伝導に優れ、高温にも強いので、ほかの素材のフライパンには負けません。テフロン加工もされてないので剥がれる心配はなく、耐久性にも優れています。
また、作った料理から鉄分が摂れるのは「鉄フライパン」だけの特長です。
基本的に IH が使えるのも大変便利な点です。。
ほかの素材のフライパンに劣るのはサビに弱いところです。
Q4: 「鉄フライパン」と言っても実は2種類あるとか?
A: はい。「鋼板フライパン」と「鉄鋳物(鋳鉄)フライパン」の2種類があります。
「鋼板フライパン」は、鋼板をローラーに通して圧力をかけ伸ばして作られたもの。
「鉄鋳物フライパン」は、鉄を溶かして型に流し込み、冷やし固めた後、型から取り出し作られたもの。
見た目の特徴としては、鋼鉄フライパンのほうが薄く、鉄鋳物のほうは厚みがあります。
Q5: 「鋼板フライパン」と「鉄鋳物(鋳鉄ちゅうてつ)フライパン」の違いは?
A: 「鋼板」とは、せん鉄(鉄鉱石を溶鉱炉で還元した鉄のこと)の炭素量をさげて作り(これが鋼=はがね)、それを板状にしたもの。「鋳鉄ちゅうてつ」とは、せん鉄を溶かして型に流し込みつくったもの。
なので、大きな違いは含まれている炭素の量です。
「鉄鋳物フライパン」には、表面に多くの炭素の粒があります。そのため、水分や油分をよく浸透させ、大変油なじみが良いという特長があります。
加えて、蓄熱性にも優れているので、じっくりと穏やかに加熱することができます。
このゆっくり加熱こそが、食材を硬くせず、栄養素を逃さず、料理をよりおいしく仕上げるポイントです。
Q6: そもそも「tokinoniwa 鉄鋳物フライパン」を作った理由とは?
A: フライパンが完成したのは今から12年前のことですが、当時、自分が使いたいと思う「鉄鋳物フライパン」が見つからなかったので、自分でデザインして鋳物職人の夫に作ってもらいました。(以来、当工房のロングセラー商品として認知頂いております。)
制作時にこだわった点は、「おいしく出来上がったお料理をそのままテーブルに出したい」
すなわち「調理後、そのままテーブルに置けるデザインであること」です。
鉄鋳物の良さは余熱がずっと続く点にもあります。出来立てのパリッとした焼き目や香ばしさを、アツアツのままテーブルに置きたいと思いました。フライパンがそのままお皿になる、
テーブルの上でほかのうつわとも調和する、"シンプルでいて絵になるフライパン"
の製造を目指しました。
Q7: 「tokinoniwa フライパン」は大小のデザインが違いますが?
A: あえてデザインを変えました。
大は「技がなくてもパラパラ炒飯を作れる」ようにと特化したフライパンです。
大きさは24センチ。とても重いのですが、フライパンを振らずにおいしい炒飯ができるように、深さや角度を考え て作っています。とにかくさまざまな炒め物が上手に作れます。
べたつかず、軽やかな仕上がりになります。
小は「そのままテーブルへ」置けるすっきりしたデザインと機能性にとことんこだわりました。
tokinoniwa の鉄鋳物フライパンは「焼く」「炒める」を中心に、絶妙な焼き目、おこげを作るのが得意です。
目玉焼き、餃子、ハンバーグ、ステーキ、焼きおにぎり等々、シンプルな料理こそほかのフライパンとの差が明確に出ます。
アツアツのままテーブルに持っていき、アツアツが長く続き、アツアツのままお召し上がり頂けます。
さらに重い鉄の蓋を使うことににより、お料理の幅が格段に広がります。
重い鉄の蓋だからこそ、野菜の水分を逃がさず「蒸す」お料理が簡単にできるようになります。蒸し野菜のおいしさは格別です。栄養成分を逃さず、お野菜本来のおいしさを味わっていただけます。
Q8: 「tokinoniwa 鉄鋳物フライパン」他店との違いを教えてください。
A: 一番大きな違いは「焼き付け本漆仕上げ」であることです。これは日本の伝統工法のひとつですが、鉄の錆止めとして行います。現在、鉄フライパンのほとんどは化学塗料や合成樹脂塗料を吹き付け塗装して製造しています。
tokinoniwa では、健康と環境の面から、安全安心な日本にしかない伝統工法の「焼き付け本漆仕上げ」にこだわり製造しています。現在、台所道具にこの仕上げをしている工房は希少になりました。
Q9: tokinoniwa フライパンを上手に使うコツは?
A: ①使う時は必ず軽く煙がたつまで温めてから、食材をいれること。
②調理後は、なるべく洗剤を使わずスポンジ(たわしは OK)で洗って、火にかけて水分をとばしてしまうこと。
大変面倒に思うところですが、この 2 つを守ることで、おいしく快適にフライパンを半永久的にお使い頂けます。
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【鉄鋳物商品についてのまとめ】
原料は鉄鉱石です。
銑鉄(溶鉱炉で還元した鉄)を 1500 度の高温で溶かして型に流し込んでつくります。
鉄鋳物は、炭素を多く含むため、水分や油分の浸透力に優れ油なじみが良いという特長があります。
加えて、蓄熱性に大変優れ、じっくり穏やかに加熱することができ余熱調理にも向いています。
食材が固くならず、栄養量素を逃しません。また、調理により吸収率の高い鉄分もとれます。
鉄鋳物品には厚みがあり、ずっしり重いのが特長です。その厚みと重さにより、フライパンの内側に熱がたっぷりためられ、
ふっくらおいしい料理に仕上がります。
当店の鉄鋳物は、化学塗料は一切使わず、ひとつひとつすべて本漆を焼き付けて仕上げております。昔ながらの伝統工法を守りながら製造することに強いこだわりを持っています。
毎日使う台所道具こそ、環境とからだによいものを。
そんな強い想いが、製造意欲の基盤にあります。
使うたびに手になじんでいく。育てる道具の楽しみをぜひご堪能くださいませ。